No.12 第十一回は匂いでわかる愛車の症状です|平塚市の整備工場シティーオート・テクニカ

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整備

No.12 第十一回は匂いでわかる愛車の症状です

2005年7月13日 愛車の発するにおい

①甘ったるい匂い
これはラジエター液(クーラント)がオーバーヒートして漏れている事が多いです。
原因は、ラジエターのパンク、ウォーターホースのパンク等、又エンジンルーム内部で漏れていない場合は、運転席、又は助手席のフロアーマットを外して車内の床の部分を手で触って見ましょう。
手のひらに濡れた感触があり、甘いにおいがしたら、まず車内のヒーターラジエター(ヒーターコア)がパンクしていると思われます。

②焦げ臭い匂い
坂道の下り等、ブレーキを多様した場合に発生します。これは、パッド、ライニング(シュー)の異常発熱(適正温度超え)による匂いです。
しかし、窓を閉め、外気が入ってこない場合は気づきません。しかし、焦げ臭い匂いより先にブレーキの効きが甘くなりますので気が付きます。異常発熱した、パッドは材質が変化する場合があります。また、ローターが変形する場合もあります。すぐに冷やすか、お近くの整備工場で見てもらいましょう。
また、坂道でのブレーキの多用はフェード(ブレーキ液の沸騰)を起こしてしまう場合があります。この場合ブレーキが効かなくなりますので注意が必要です。エンジンブレーキ、サイドブレーキで止まりましょう。

③ガソリン臭い匂い
文字どおり、燃料ホース等よりガソリンが漏れている、又はにじんでいることが考えられます。特に夏は、ガソリンタンク内部の温度も上昇しますので、漏れにじみやすいです。年式の古い車は特に燃料ホース等に注意しましょう。

④エンジンオイルの焦げる匂い
エンジンルーム内部より、匂う場合、ほとんどがシリンダーヘッドガスケットからの漏れやにじみでエンジンオイルがエキゾーストマニホールドに付着しこの匂いを発します。あまりにも漏れが激しい場合はエンジンルームより白煙が出ることもあります。又、マフラーからの白煙発生で焦げ臭い匂いがする場合は、エンジン燃焼室内部にエンジンオイルが混入していることがあります。バルブシールのへたり等、又ターボ車の場合ですとタービンからのオイル漏れ等が考えられます。

皆さんも鼻を利かせてみてください。( ̄‥ ̄)=3
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