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整備全般
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No.15 第十三回はストラットのアッパーサポートのヘタリについて
大きな段差が有る場所を走行した時に「ガタン」とか「ゴトン」とか派手な音がフロントから発生したら画像の「?」を一度チェックしてみませんか? 使用状況にもよりますが、5,6万キロ以上した車両は画像のゴムのクッションの部分がかなりヘタリます。 簡単確実なチェック方法は ①車両をジャッキアップした時のタイヤの動きです。 ゴトンとか音がしてタイヤが下がってきます。 ②ジャッキアップした状態でタイヤを上下に動かした時のストラット本体の動きです。 上下にガタが確認できます。 ③画像の「?」の部分をチェック 劣化しクラックが入ったり、盛り上がってきたりします。 年数の経過した車は特にチェックして見て下さい。 ヨーロッパ車のFF車は特に注意して見て下さい。(特にオペル) 又、ショックアブソーバ別付タイプの車でもボディー側のインシュレータゴムはヘタったり破損したりします。 この場合は「コトコト」という様な音が出ます。(特にBMWやジャガーフロント部) 是非一度チェックを!!
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No.14 号外!!アルトハッスルF6Aツインカムターボ・ワークス仕様!!完成
希少アルトハッスルワークス完成間近!!平成5年フル装備・AT・ワークス顔・ワークスメータ・F6Aツインカムターボ仕様に改造!!。カプチーノ純正14インチアルミ・検2年付き・整備付き・保障3ヶ月・諸費用別です。ルックスだけではありません。中身もワークス。店頭にありますので是非一度見に来てください!!。 中古コーナーで詳細が見れます。
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No.13 第十二回は「タイヤについて」のいろいろ①です。
その1.劣化について 写真のような、亀裂のあるタイヤはとても危険です。 年数が経過しているが、年間の走行距離が少い場合、タイヤの山は減りませんが、ゴムは劣化し硬くなり割れてきます。 このような状態ですと、走行中いきなりバースト(破裂)する可能性もあります。 該当される方は、是非一度細かくチェックしてみてください。 その2.内減りについて 車高を下げている方は注意です。 タイヤの内側の磨耗は大丈夫ですか?一見外から見た場合、山はたっぷりありますが、内側のほうが早く磨耗します。 各足回り部品は純正車高で最適化されています。車種によって違いますが、タイヤは上下に弧を描くように動きます。車高を下げる事により接地面が変わりタイヤの内側が減りやすくなってしまいます。 その3.タイヤノイズについて 外車をお乗りの方、走行時ゴトゴトと乗り心地が悪いと感じる事はありませんか? ヨーロッパ車の場合、タイヤは殆どH又はV規格のタイヤが装着されています。しかし、日本国内の通勤買い物使用車には硬すぎて乗り心地が悪いようです。 特に高速など、めったに使用しない、あまりスピードを出さないという方は国産のS規格のタイヤに変更されてはいかがでしょう?乗り心地が良くなりますよ。
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No.12 第十一回は匂いでわかる愛車の症状です
愛車の発するにおい ①甘ったるい匂い これはラジエター液(クーラント)がオーバーヒートして漏れている事が多いです。 原因は、ラジエターのパンク、ウォーターホースのパンク等、又エンジンルーム内部で漏れていない場合は、運転席、又は助手席のフロアーマットを外して車内の床の部分を手で触って見ましょう。 手のひらに濡れた感触があり、甘いにおいがしたら、まず車内のヒーターラジエター(ヒーターコア)がパンクしていると思われます。 ②焦げ臭い匂い 坂道の下り等、ブレーキを多様した場合に発生します。これは、パッド、ライニング(シュー)の異常発熱(適正温度超え)による匂いです。 しかし、窓を閉め、外気が入ってこない場合は気づきません。しかし、焦げ臭い匂いより先にブレーキの効きが甘くなりますので気が付きます。異常発熱した、パッドは材質が変化する場合があります。また、ローターが変形する場合もあります。すぐに冷やすか、お近くの整備工場で見てもらいましょう。 また、坂道でのブレーキの多用はフェード(ブレーキ液の沸騰)を起こしてしまう場合があります。この場合ブレーキが効かなくなりますので注意が必要です。エンジンブレーキ、サイドブレーキで止まりましょう。 ③ガソリン臭い匂い 文字どおり、燃料ホース等よりガソリンが漏れている、又はにじんでいることが考えられます。特に夏は、ガソリンタンク内部の温度も上昇しますので、漏れにじみやすいです。年式の古い車は特に燃料ホース等に注意しましょう。 ④エンジンオイルの焦げる匂い エンジンルーム内部より、匂う場合、ほとんどがシリンダーヘッドガスケットからの漏れやにじみでエンジンオイルがエキゾーストマニホールドに付着しこの匂いを発します。あまりにも漏れが激しい場合はエンジンルームより白煙が出ることもあります。又、マフラーからの白煙発生で焦げ臭い匂いがする場合は、エンジン燃焼室内部にエンジンオイルが混入していることがあります。バルブシールのへたり等、又ターボ車の場合ですとタービンからのオイル漏れ等が考えられます。 皆さんも鼻を利かせてみてください。( ̄‥ ̄)=3
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No.11 第十回はこのシールしってますか?です
お車のフロントガラスに上の画像のステッカーが貼ってありますか?このステッカーは通称「マルステ」と呼ばれているものです。一般的に右ハンドル車はフロントガラスの左上、左ハンドル車は右上に貼られています。このステッカーが貼られているということは国土交通省に認可された、指定又は認証工場で点検整備を受けている事を証明しており、次回の点検年月もわかるようになっています。「マルステ」が貼っていないお車、かなり前の年月を示しているお車の方、ぜひ一度点検整備を受けてみてはいかがでしょうか?特にユーザー車検をお受けの方にはお奨めします。愛車はもっと元気になりますよ!!
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No.10 第九回はラジエータの詰まりについて紹介します
どうも以前よりラジエータ冷却用ファン(電動)が早く作動するようになった、又は頻繁に作動する、このように思ったら、エンジンが冷えている時にラジエータキャップを外し中を見てみましょう。 ラジエータは水漏れ以外に詰まりという故障の原因があります。キャップを外して中を見たらドロ水のようだったら論外です。水の通るコア(通路)が写真の様に詰まっていませんか?コアがつまり気味になると上記症状の原因となります。 また、「何かの理由でラジエータからクーラントを抜きとりあえず真水を入れざるを得ない」このような場合は、早めにクーラントを入れて下さい。真水を入れるとエンジンの熱であっという間に冷却系等がさび、つまりを起こします。夏にエアコンの効きが悪いのもラジエータの詰まりによる過熱がかかわっている場合があります。ほとんどのお車はエアコンのコンデンサーとラジエータは重なり合っています。このためラジエータの温度が高いとコンデンサーにも影響します。 ラジエータは走行7万キロぐらいが寿命ではないかと思われます(クーラントの管理によっても異なりますが・・・) 最近では、ラジエータも純正より価格がリーズナブルな社外新品が出回っておりますので、7,8万キロ走行のお車は交換してみてはいかがでしょうか?
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No.9 第八回はエンジン冷却水関係について紹介します
寒くなりましたが、愛車のヒーターの効き具合はいかがですか? 10分以上走行しないと暖かくならない、また水温計の針が真ん中まで上がらないなんて事はありませんか?こんな時は、サーモスタットの故障が考えられます。通常水温が約82度近くで冷却水をラジエータに循環させ、冷却させます。しかしサーモスタットが開きっぱなしになったり、規定温度以下でサーモスタットが開いたりすると、ヒーターの温度が上がりません。この様な症状のお車はチョークがなかなか外れませんので、燃費も悪くなってしまいます。 逆にサーモスタットが開かないと、オーバーヒートになり、水温が上昇します。 また走行距離が7~8万キロぐらいのお車は、ラジエータのコア(ギザギザ部分)が、目詰まりをして本来のラジエータの冷却性能が低下し、オーバーヒートの原因になります。渋滞に巻き込まれたときや、長時間高速を走行した時などに徐々に水温計が上昇するのもほとんどがこの原因です。ラジエータは冷却水の汚れ(濁り)も故障の重大な原因となります。細いパイプの冷却系等部分のサビ、腐食が水質悪化を招き、茶色くなってしまい、目詰まりをおこすこともあります。特に軽自動車は普通車より劣化が早いので注意しましょう。 注!!車種によっては新車時から、水温計が真ん中まで上がらない車や、ヒーターがあまり効かない車種もありますので、ご了承下さい。
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No.8 第七回はフロント足廻りの点検法について紹介します
お車のタイヤの減り具合は左右対称でしょうか? 極端にタイヤの減り具合が違う原因はたくさんあります。大きな損傷、曲がりなどは簡単にチェックできますが、フレームの曲がりや、足廻りの損傷はわかりにくく、発見しにくいものです。 ここで、簡単なチェック方法を二点ほど紹介いたします。 1.左右のタイヤとフェンダー下部の間隔のチェック 写真1のAの寸法が、左右のタイヤで1cm以上誤差がある場合はフレームが曲がっている事が考えられます。 2.タイヤとショックアブソーバーの間隔のチェック ハンドルを右or左にいっぱいに切って、写真2のBの寸法を計ります。この寸法が左右異なる場合は、足廻りの損傷が考えられ、ステアリングナックルの曲がりや、ストラットの曲がりがあると考えて良いでしょう。 車を購入されるときのチェック項目の1つに取り入れていただければ幸いです。
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No.7 第六回はブレーキキャリパーの異常について紹介します。
画像をご覧下さい。これは、車のブレーキ装置です。ローター、キャリパー、ブレーキパッド(細かくは他にもあります)で構成されています。 ゆるい上り坂の一時停止でシフトをニュートラルにして、ブレーキペダルを放しても車が下がらない。この様な症状はありませんか?その症状は、キャリパーが錆び付き常時ブレーキを引きずった状態で走行してると考えられます。この様な状態のお車は、キャリパーのオーバーホール(分解洗浄交換)が必要です。また、ブレーキをかけた時に、ペダルが奥まで深く入ってしまう、ハンドルがどちらかにとられてしまう、2回踏むと正常にお車が止まり、ペダルも浅くなるなどの症状がある場合は、スライドピン(キャリパーが動く時のガイドのようなもの)の固着が考えられます。ぜひ、お近くの整備工場で見てもらって下さい。
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No.5 第四回はエンジンオイルの重要性をご紹介します。
写真の矢印の所、若干わかりにくいですが磨耗しているのがおわかりでしょうか?このエンジン部品は、オイル管理を怠った例です。このような写真の状態になりますと、アイドリング時、または加速時にエンジン異音が発生します。音はいろいろですが、カタカタ、ガラガラといい出します。どうも最近エンジン音がうるさいと思いましたら、一度、くるまやさんで診断してみていただいたらいかがでしょう。 簡単にエンジン内部の汚れ(オイル管理の状態)をチェックするには、オイルフェラーキャップ(オイルを注入するときに外すキャップ)を外して、キャップの裏を点検してみて下さい。裏に黒いスラッジ(黒いネバネバ)がたっぷりと付着している場合は要注意です。また、キャップを外してエンジン内部を確認し、内部もまた、スラッジが付着し、金属の肌が見えない場合も要注意です。最悪、カムシャフト、子メタル(エンジン内部の部品)が焼き付き破損等を起こし、重大なダメージとなります。
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No.4 第三回はスズキ軽車両のオートマミッションのウィークポイントをご紹介します。
画像の○の所は、オートマミッションの上に付いている、車速センサーと呼ばれるパーツです。あなたの車、出足が悪くないですか?もしかして、2速発進でホールドされていませんか?エンジンが、冷えている間は、正常にシフトアップされていて、エンジンが温まると、2速ホールド状態になる。こういった症状がでたら、まず。車速センサーの不良と思われます。スズキ軽車両の場合、オートマミッション用のコンピュータを搭載していますが、トラブルコードのバックアップ機能がありません。確実に判断される場合は、上記の症状がでましたら、エンジンを切らずに最寄の整備工場で、自己診断をしてもらいましょう。 過去にオートマチックミッションのトラブルのあった方、次のような扱い方をしてませんか? 1.エンジン回転数がアイドリング状態以上の回転数でDレンジおよびRレンジに切り替えをする。 2.車がまだ動いている状態で、アイドリング状態以上の回転数で前後進を切り替える。 以上のような操作が多い方は、かなり高い確率でミッションが破損します。気をつけましょう。
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No.3 第二回はスズキF6Aエンジンのウィークポイント(パート2)をご紹介します。
画像の○の所は、エンジンをボディに固定する大事な部品のひとつです。ドライブ又はバックにシフトレバーを操作し、発進するときに変な衝撃、振動はありませんか?写真の様に、エンジンマウントがちぎれていると、このような症状になります。簡単に確認するには、フロントのナンバープレートを外すと、すぐ右横に写真の部品があります。あなたの愛車を確認してみましょう。ちょっと強引ですが、エンジンオイルパンの下に板をあてて、車載のジャッキで少し持ち上げてみましょう。エンジンマウントがちぎれていますと、エンジンのみが持ち上がります。ただしあまり上げない様に!!ちなみにエンジンマウントのトラブルの多い車:ダイハツミラL200系:トヨタMARKⅡ2500ツインターボ:ベンツ:アストロ等。なおベンツ、アストロの場合はエンジンが下にさがります。アストロはひどい場合、ラジエター冷却用ファンがシュラルド下部に干渉するようになります。簡単に判断するには、ラジエターファンとシュラルドの上下の間隔を点検すればわかります。